米大統領選候補選び:共和マケイン氏の指名獲得確実か、民主は接戦

米大統領選で、共和党のマケイン上院議員 (アリゾナ州)は20州以上で予備選・党員集会が行われる5日の「スーパー・ チューズデー」で、同党候補の指名獲得を確実にする可能性がある。

民主党はクリントン上院議員(ニューヨーク州)とオバマ上院議員(イリ ノイ州)のどちらかが若干リードする可能性があるものの、両氏の争いは3月 まで続く公算が大きい。

スーパー・チューズデーには、民主党が8月、共和党が9月にそれぞれ開 く全国大会で投票する代議員の約半数が決定する。

無所属系の政治専門誌クック・ポリティカル・リポートの出版者チャーリ ー・クック氏は、共和党の予備選は勝者総取り方式で行われる州が多いため「マ ケイン氏が指名獲得を事実上確実にする可能性がある」と分析。一方で民主党 は一般投票の割合を基に代議員割り当てる州が多いため、共和党よりも代議員 を獲得するペースが「穏やか」になるとの見通しを示した。

無党派系サイト、ザ・グリーン・ペーパーズによると、マケイン氏はこれ までに98人、ロムニー前マサチューセッツ州知事は59人の代議員をそれぞれ 得た。大統領候補の指名獲得に必要な代議員数は1191人。

マケイン氏は、勝者総取り方式を採用している5州(ニューヨーク、コネ ティカット、ニュージャージー、アリゾナ、デラウェア)でロムニー前マサチ ューセッツ州知事よりも人気が高い。5州すべてで勝利すれば、250人以上の代 議員を得ることになる。カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が同氏 支持を表明したことにより、同州でも代議員(173人)の多くを獲得する可能性 がある。

半分以上

その結果マケイン氏は、6日午前までに指名獲得に必要な代議員の半分以 上を確保し、ロムニー氏とハッカービー前アーカンソー州知事に大差をつける 可能性が高い。

一方、クリントン、オバマ両氏は特定の選挙区に狙いを絞って代議員を積 み上げていく戦術だ。予備選の規模が大きいニューヨークやニュージャージー、 カリフォルニア州などではクリントン氏が優位に立っている。

「一般投票の割合に応じて代議員が割り当てられることから、非常に長い 戦いになりそうだ」と言う民主党のコンサルタント、クリス・ルヘイン氏は、 民主党員の特長は熱心さだと説明。「民主党有権者はこれまでで最も熱心かつ 積極的に選挙戦に参加している」と指摘した。1月3日のアイオワ州党員集会 に参加した民主党員は共和党員の2倍以上。ニューハンプシャー州予備選でも 民主党員が共和党員を20%上回った。