米メリルをマサチューセッツ州が提訴-価値下落のCDO販売を問題視

マサチューセッツ州当局は1日、米証券大 手メリルリンチが同州スプリングフィールド市に販売した計1390万ドル(約14 億8000万円)相当の債務担保証券(CDO)の価値が91%も下落したのは、欺 行為に当たるとして、同社を提訴した。

ウィリアム・ガルビン州務長官は訴状で、スプリングフィールド市がメリ ルと短期資金運用で契約を結んだ後、同社と同社ブローカー2人が昨年、同市 に「不適切な」証券を販売したと言明。「メリルはマネー・マーケット・ファ ンド(MMF)など安全な資産にのみ投資するはずだった」と言明。さらに、 メリルが契約を結んだ背景に、同市の財務を監督する州職員とブローカーの1 人が友人だった可能性を指摘した。

メリルは1月31日、損失を被ったスプリングフィールド市に対して1390 万ドルを払い戻すことで合意。同市の「許可」を得ないまま、ブローカーがC DOを購入していたと説明した。その翌日の提訴について、メリルの広報担当、 マーク・ハー氏は「今回の訴訟に困惑している。これまでガルバン州務長官か らの問い合わせには協力してきた」との声明を発表した。