EU:ステンレス鋼ダンピング調査、中国に加え台湾と韓国も対象

欧州連合(EU)の欧州委員会は1日、域 内市場でのステンレス鋼ダンピング(廉価販売)の疑いで、中国に加え、台湾 と韓国からの輸入品を調査することを明らかにした。

欧州委は輸入品がEU加盟国27カ国でコストを下回る価格で販売されて いるかどうかや、EUの鉄鋼業界に損害を与えていないか調べる。対象となる のは、自動車や台所設備などあらゆる製品に使われる冷延鋼板の輸入品21億ユ ーロ(約3300億円)相当。欧州委は9カ月かけ、暫定的なダンピング関税を発 動するかどうかを決める。

欧州委は昨年12月、宝山鋼鉄や武漢鋼鉄など中国の製鉄会社に対するダン ピング調査を開始。巨額の対中貿易赤字を抱えるEU側は、中国人民元が不当 に安く抑えられ、中国企業の輸出に有利になっていると主張している。為替問 題に続き、鉄鋼製品をめぐり欧州と中国の貿易摩擦が激化する可能性もある。

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