欧州債(1日):週間で5週続伸、信用市場の懸念再燃で質への逃避

欧州2年債相場は週間ベースで5週 続伸。米経済がリセッション(景気後退)入りするとの懸念が広がり、 安全資産への需要が誘発された。

前月のダウ欧州株価指数は1月としては過去最悪の軟調となった一 方で、独連邦債のリターンは1992年以来の最大となった。この日発表さ れた米雇用統計で雇用者数がマイナスとなったことに加え、格付け会社 ムーディーズ・インベスターズ・サービスが2月中旬、もしくは下旬ま でに業界全体の判断を完了するに先立ち、一部の金融保証会社(モノラ イン)を格下げする可能性があると明らかにしたことから、欧州債は上 値を伸ばした。

野村インターナショナルの債券ストラテジスト、ショーン・マロニ ー氏(ロンドン在勤)は「モノラインに関する観測やムーディーズのニ ュースで、市場全般への意味合いが注目されるなか、質への逃避が強ま っている」と指摘した。

2年債利回りはロンドン時間午後4時45分までに前週比7ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)下げ3.38%となった。同国債(2009 年12月償還、表面利回り4%)価格は同0.13ポイント上げて101.09。 10年債利回りは前週比5bp下げ3.93%。