UBSやクレディ・スイスなど欧州銀行株が下落-収益悪化懸念で

31日の欧州株式市場で、スイスのUBSや クレディ・スイス・グループなど銀行の株価が軒並み下落した。資金調達コスト の上昇や債務関連証券の損失が収益を圧迫するとの懸念が広がった。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は30日、米サブ プライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン担保証券(RMBS)および債務 担保証券(CDO)計5340億ドル(約56兆8000億円)相当を格下げしたか、 格下げ方向で見直しの対象にしたことを明らかにしている。

WestLB・メロン・アセット・マネジメントの欧州株部門責任者、ピア ズ・ヒリアー氏(ロンドン在勤)は「市場ではUBSやバークレイズ、クレデ ィ・スイス、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が売られてい る。こうした企業はすでに格下げされているからだ」と指摘した。同氏によると、 S&Pの措置をきっかけに、欧州の銀行は追加評価損を計上する恐れがある。

UBSはチューリヒ市場で前日比3.8%安の44.32スイス・フラン。クレデ ィ・スイスは0.9%安の60.8スイス・フラン。バークレイズは1.8%安の470 ペ ンス。RBSは0.8%安の382ペンス。

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