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米MBIA:資本は格付け維持に十分、破たん憶測を否定-株価急伸

金融保証会社(モノライン)最大手、米 MBIAのゲーリー・ダントン最高経営責任者(CEO)は31日、同社の資 本は最上級格付けである「AAA」を維持する上で十分な水準にあると述べ、 経営破たんの憶測を退けた。

MBIA(ニューヨーク州アーモンク)がこの日発表した2007年10- 12月(第4四半期)決算は純損益ベースで23億ドルの赤字。ダントン氏は電 話会議で、「意図的に不安感を煽る行為」や「事実の歪曲(わいきょく)」が 株価をこの1年間で80%以上押し下げた要因だと述べ、「大切な会社の評判が 厳しく攻撃されるのは耐え難いことだ」と語った。

ダントン氏はさらに、モノラインが保証する証券の格下げや損失が拡大す るなか、この危機を乗り切る上でMBIAは同業他社よりも優位な立場にある と主張。現在進めている資本増強によって、ムーディーズ・インベスターズ・ サービスの最上級格付け維持に必要とされる以上の資本水準を達成できるだろ うと述べた。ダントン氏はまた、MBIAの持ち株会社の流動性について憶測 が流れているとし、「事実と呼ぶにはほど遠い」と否定した。

ダントン氏のコメントはMBIAが最上級格付けを失うとの懸念緩和につ ながり、ニューヨーク株式市場のMBIA株価は11%高で引け、S&P500種 株価指数を押し上げた。MBIAは「AAA」の格付けを失うと、事業の遂行 が困難になり、同社が保証する6780億ドルの債券の格付けの見直しが必要に なると懸念されている。

MBIAの株価は朝方、15%以上の値下がりで推移していた。ニューヨー ク株式市場での終値は前日比1.54ドル高の15.50ドル。S&P500種株価指 数は22.74ポイント(1.7%)高の1378.55で引けた。

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