米ブリストル:10-12月は赤字、投資損失約292億円-33%増収

米医薬品大手のブリストル・マイヤー ズ・スクイブが31日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は純損 益ベースで赤字。サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券 の損失などコストが増大したことが影響した。ただ、主力の抗血栓薬「プラビ ックス」の売り上げが増加し、赤字幅は前年同期から縮小した。

純損失は8900万ドル(1株当たり5セント)。同社の広報担当者、レベ ッカ・ゴールドスミス氏は31日の電話インタビューで、投資で2億7500万 ドル(約292億円)の評価損を計上し、評価損額が最大で4億1700万ドルに まで拡大する可能性があることを明らかにした。さらに、税引き前で1億 4200万ドルの含み損を計上したとも述べた。

売上高は53億8000万ドルと、前年同期から33%増加した。プラビック スの売り上げが2倍以上に膨れたことが寄与した。

株価は前日比13セント安の23.13ドルで終えた。

アンドルー・ボンフィールド最高財務責任者(CFO)はアナリスト向け 説明会で、「AAA」の格付けを取得したオークション証券(ARS)に「10 年近く」投資してきたと指摘。2007年末時点で8億1100万ドル相当を保有 していることを明らかにした。さらに、信用収縮により一部の証券を売却でき なかったと述べた。

ARSは配当、あるいは月ごとの入札で見直される金利が付与される。通 常、額面価格で取引されるが、入札で売りが殺到すると額面を割り込むことも ある。

同社はリストラ費用として2億9200万ドル、買収関連費用として2億 3000万ドルも計上した。

前年同期は1億3400万ドル(同7セント)の赤字だった。前年同期はプ ラビックスの特許裁判で係争中で、後発医薬品が市場に出回っていた。07年 10-12月期の特別項目を除く1株当たり利益は35セントと、ブルームバーグ がまとめたアナリスト16人の予想平均を1セント上回った。

ブリストルはプラビックスの特許裁判で勝訴するまで後発医薬品から悪影 響を受けていたが、その後の業績は回復に向かっている。プラビックスの特許 が2012年に切れると、年30億ドルの売上高が後発医薬品に奪われる可能性 がある。そのため、ジェームス・コーネリアス最高経営責任者(CEO)はコ ストを15億ドル圧縮するため人員削減と工場閉鎖に動いている。

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