債券相場は小幅安、日経平均上げ幅拡大を嫌気-2年入札結果やや低調

債券相場は小幅安(利回りは上昇)。午後に 入って日経平均株価が100円を超す上げ幅となっていることや、零時45分に発 表された2年国債の入札結果がやや低調な結果となったことも相場の圧迫要因 となっている。

岡三証券投資戦略部のシニアストラテジスト、坂東明継氏は、「2年債入札 の結果が予想を下回り、失望のためにヘッジ売りがでている」と指摘している。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比20銭高の138円00銭で寄り付 いた直後、138円5銭まで上昇した。その後は、徐々に値を消し、午前は2銭高 の137円82銭で引けた。午後に入り、日経平均が上昇幅を拡大させると売りが 優勢になり、一時は13銭安い137円67銭まで下げた。

新発10年債利回り1.435%

現物債市場で新発10年物の289回債利回りは、前日比2ベーシスポイント (bp)低い1.41%で寄り付いた後、低下幅を縮小し、1.5bp低い1.415%で午前 を引けた。午後に入ると、いったんは0.5bp高い1.435%に上昇したが、その後 は1.43―1.435%で推移している。

2年入札結果はやや低調、テールは拡大

財務省が実施した表面利率0.5%の2年債(265回債)の入札結果によると、 最低落札価格が99円90銭5厘(最高利回り0.548%)となり、市場予想(99 円91銭5厘)を若干下回った。平均落札価格は99円91銭8厘(平均利回り

0.541%)。0.5%クーポン(表面利率)は、2006年3月債以来で、量的緩和政策 解除後の最低水準となる。

最低と平均落札価格との差(テール)は1銭3厘となり、前回債の8厘か ら拡大。応札倍率は2.89倍となり、前回債の2.37倍を上回った。

岡三証券の坂東氏は、「クーポンが低すぎたうえ、円債相場は地合いが強か ったので、買いづらかったようだ」と分析したうえで、「ある程度の調整がはい れば、上げに転じるだろう」と述べた。

(債券価格)                           前日比       利回り
長期国債先物3月物         137.70      -0.10        1.616%
売買高(億円)             35649
10年物289回債            100.56                1.435%(+0.005)
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