10-12月の米住宅投資、26年で最大の落ち込み-住宅価格下落響く

米住宅投資は2007年10-12月(第4四半 期)に過去26年で最大の落ち込みとなった。住宅価格の下落が個人消費にも影 を落とし始めている。

米商務省によると、住宅建設やリフォーム、住宅関連のブローカー手数料 で構成される住宅投資は、第4四半期に前期比年率で24%減と、1981年第4四 半期以来で最大の減少となった。

ノーザン・トラストのチーフエコノミスト、ポール・カスリエル氏は「06 年に始まった住宅不況の波が、ゆっくりだが確実に経済の他の分野を圧迫し始 めている」と語り、「住宅資産の価値低下に伴い、資産価値を利用して借り入れ る動きが弱まるだろう」と指摘した。

米連邦準備制度によると、住宅価格の一段の値下がりが見込まれるなかで、 住宅資産に基づく借り入れは06年3月時点から半減している。これは、消費者 が支出に回す資金を減らし、米経済に悪影響を与えるものだとカスリエル氏は みている。

米住宅価格(中央値)は01年10月から05年10月に50%上昇。住宅保有 者は住宅資産価値の上昇に基づいて借り入れを増やせる新しいローンに、容易 に借り換えられる状況となった。ただ、住宅資産に基づく借り入れは06年1- 3月(第1四半期)には1兆2600億ドル(約134兆円)と13年ぶりの高水準 だったが、07年7-9月(第3四半期)には5804億ドルに減っている(連邦準 備制度調べ)。

個人消費は第4四半期に予想を下回る2%増にとどまった。07年通年では

2.9%増と、4年ぶりの低水準だった。

商務省によると、第4四半期は住宅投資のGDPへの影響度がマイナス1.2 ポイントだった。

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