インデクH株が4連騰、社長の保有比率低下が判明-売り圧力後退期待

携帯電話向けに情報配信を手掛けるイン デックス・ホールディングスの株価が4連騰。一時、ストップ高(値幅制限い っぱいの上昇)となる2000円(11.8%)高の1万8970円まで上昇した。同社 の筆頭株主で社長を務める落合正美氏が29日、株式保有比率を引き下げる大 量保有報告書を提出した。アナリストの間からは株価売却が一巡し、リバウン ド局面に入ったと指摘する声が聞かれている。

インデクHの落合社長が29日、関東財務局に提出した同報告書の直近60 日間の取得状況によると、落合社長は同社の落合善美取締役分と併せて、イン デクHの株式を21日から24日にかけて売却した分を報告。発行済み株式総数 に対する保有割合は25.92%から20.62%に低下した。同報告書の重要な契約 には、「借入金担保として、新生銀行に対し担保提供」と説明している。

ブルームバーグ・プロフェッショナルの保有機関検索(PHDC)機能で 大株主動向を見ると、落合正美社長はインデクHの筆頭株主。

インデクHの高場正能管理部長は、「推測であるが、社長個人が担保とし て提供した株式を新生銀行が売却したのだろう」と述べている。

三菱UFJ証券の曽根基春シニアアナリストは、インデクH株について 「社長の株式保有の件は分からない」と前置きした上で、「株価は急激に下落 していたので、一時的に買い戻しが入っている」(同氏)との認識を示した。

いちよし経済研究所の納博司アナリストは、「大量保有報告書を見ると、 株価が急落した21日から24日にかけて新生銀行は売却している。売却も一巡 したので、株価はテクニカル的にリバウンドした」と指摘した。

ただ納氏は、「会社の状況からすると復調しておらず、株価の上値は限ら れるだろう」と見ている。

インデクHは18日、第1四半期(07年9-11月)業績を発表し、連結営 業損失は7億400万円と2四半期連続の赤字を計上した。モバイル・ソリュー ション事業で携帯電話を活用した事業への先行投資を進めた結果、費用負担が 損益を悪化させたのが主因。これを受けてインデクHの株価は低迷し、21日の 始値から24日の安値までの下落率は42%に達していた。

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