MBIAとアムバック、それぞれ116億ドル損失も-アックマン氏書簡

ヘッジファンド運用者のウィリアム・アッ クマン氏は30日、金融保証会社(モノライン)大手のMBIAとアムバック・ ファイナンシャル・グループが、住宅ローン関連証券などへの保証によって、 それぞれ116億ドル(1兆2300億円)を失う公算があると指摘した。

同氏はある投資銀行から入手したモデルを使って損失額を試算し、結果を 書簡で米証券取引委員会(SEC)とエリック・ディナロ・ニューヨーク州保 険局長に伝えた。ヘッジファンド、パーシング・スクエア・キャピタル・マネ ジメントのマネジングパートナーのアックマン氏は、MBIAの「AAA」格 付けについて2002年から疑義を呈していた。同氏はMBIAとアムバックの 株・社債相場下落で利益の出る取引を行っている。

アックマン氏は両社が保証している債務担保証券(CDO)などの一覧を ウェブサイトに掲載し、誰もが損失予想を計算できるようにした。アックマン 氏によると、損失額算出モデルを提供した投資銀行は、多くの証券についての 詳細を伝えた。MBIAとアムバックはそのような情報をすべて公開している わけではないという。

アックマン氏は書簡を公表するに当たって、「今までは、市場も監督当局も 金融保証会社と格付け会社の損失額を試算するのにこれらの企業が自ら明らか にした情報に頼るしかなかったが、それでは自己採点の試験のようなものだ。 これからは市場が自ら分析する機会を得る」と発表文に記した。

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