ヤフー:10-12月期純利益13%増の172億円-広告中心に事業好調(4)

ポータル(玄関)サイト国内最大手ヤフー が30日発表した第3四半期(2007年10-12月)連結決算によると、純利益は前 年同期比13%増の172億円だった。広告関連企業の連結子会社化で広告事業の売 上高が大幅に伸びた。また、不動産情報の掲載件数が増加したほか、オークショ ンの手数料とショッピングのテナント料などの収入が好調に推移し、ビジネスサ ービス事業の増収が寄与した。

同四半期の売上高は同29%増の701億円となった。広告事業全般が好調に推 移したほか、昨年9月から連結子会社化したオーバーチュアの業績が四半期を通 じて連結に計上されたため、同事業の売上高が前年同期比69%増の367億円と大 きく伸び、営業利益も33%増益となって全体をけん引した。同社の梶川朗・最高 財務責任者(CFO)は、広告事業では「オーバーチュアが第3四半期で約90 億円の売上高増に寄与した」とし、「今四半期も売上高で同額以上、さらに利益 面でも効いてくることを期待」していると語った。

そのほか、ビジネスサービス事業の売上高が同15%増の147億円、パーソナ ルサービス事業は同6.7%減の186億円だった。パーソナルサービス事業では、 オークションで自動車の取扱高が不調だったことや、おもちゃ・ゲームなどが伸 び悩んだことなどにより減収となった。営業利益は同13%増の313億円、経常利 益は同16%増の308億円だった。

通期予想は増収増益、配当は最大110円

2008年3月通期の予想は、純利益が648億-665億円(前期実績は580億 円)を見込む。売上高は2606億-2644億円(同2126億円)、営業利益は1228 億-1256億円(同1062億円)、経常利益が1203億-1231億円(同1028億円) を予想している。

同社はまた08年3月期の配当予想を1株当たり年間107円-110円にすると 発表した。前期実績は96円。また、ヤフーの100%子会社化である地図情報デー タ保有のアルプス社を吸収合併すると発表した。ヤフーは地図関連サービスの一 段の強化を目指す。

ヤフーの井上雅博社長は東証で同日会見し、ヤフーのトップページを1月か らリニューアルしたことについて「切り替えはスムーズに完了した」と述べ、広 告サイズの拡大などを含め「広告主には好評だ」と語った。

また、井上社長はオークション世界最大手の米イーベイと共同した日米オー クション市場への相互進出については、現時点では概ね順調だとの認識を示した。

ヤフーの株価終値は前日比1800円(4.7%)安の3万6800円。

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