第4四半期の米実質GDP:0.6%増-個人消費が減速、住宅急減(3)

米商務省が30日に発表した第4四半期(10 -12月)の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比年 率0.6%増と、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央 値(1.2%増)を大きく下回った。第3四半期は4.9%増だった。

個人消費は2%増と、前期の2.8%増から伸びが鈍化。価格指数は2.6%上昇 と、前期の1%上昇から加速した。また、金融当局者が注目する食品とエネル ギーを除くコアPCE(個人消費支出)価格指数は第4四半期に前期比年率

2.7%上昇と、2006年第2四半期以来で最大。第3四半期は2%上昇だった。

2007年通年のGDPは2.2%増の11兆6000億ドル(インフレ調整済み)。 過去5年で最小の伸び率だった。個人消費は昨年2.9%増加したが、これは4 年ぶりの低水準だった。

ワコビアのシニアエコノミスト、マーク・ビトナー氏は、「経済は拡大して いるものの、十分なペースではない。連邦公開市場委員会(FOMC)は30 日の会合で0.5ポイントの利下げを決定するだろう」と語った。

厳しい住宅建設、在庫投資が大幅減

第4四半期の住宅建設は24%減と、8四半期連続の減少。1981年第4四半 期以来で最大の落ち込みだった。GDPへの寄与度はマイナス1.2ポイント。 住宅投資は過去2年間で29%減少し、1982年以来で最悪の住宅不況が続いて いる。企業の設備投資も7.5%増と、第3四半期の9.3%増から減速した。

第4四半期の在庫投資は34億ドルの減少だった。在庫投資がマイナスに転 じたのは2003年6月(27億ドルの減)以来初めて。マイナス幅は2002年3月 (102億ドル減)以来の最大。在庫投資のGDP寄与度はマイナス1.3ポイント (前期0.9ポイントのプラス寄与)。特に自動車メーカーの在庫減が影響した。

第4四半期の貿易赤字は5210億ドルと前期の5331億ドルから縮小した。 ただし、貿易赤字改善幅は121億ドル(前期408億ドル縮小)にとどまったた め、GDP寄与度は0.4ポイントと、前期の同1.4ポイントから大幅に縮小した。 2007年通年でのGDP寄与度は0.55ポイントと、1991年以来で最大。

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