中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値更新-大雪によるインフレ懸念で

中国の外国為替取引では、人民元がドルに対し 6営業日連続で上昇し、ペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新した。50年ぶり の大雪の影響でインフレが悪化し、人民元の上昇加速容認を促すとの観測が広がっ た。

中国政府はインフレ抑制を狙い、人民元相場を活用する方針。現在のインフレ 率は中国人民銀行の年間目標の倍。

ウエストパック銀行の上級為替ストラテジスト(シンガポール在勤)、ショー ン・カロウ氏は、輸送の混乱で多くの地域で燃料不足が発生し、「暖房向けエネル ギー需要が大幅に高まるだろう」と述べた上で、「人民元の上昇ペース加速を容認 することは、商品相場の上昇に対処する上で、政策金利よりも良い手段だ」と語っ た。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、1ドル=7.1916元と、前日の7.1945元を上回っ ている。一時は7.1911元まで上昇し、2005年7月のペッグ制廃止後の最高値を付 けた。

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