1月のユーロ圏小売業景気指数:48.1に上昇-4カ月連続の50割れ

ブルームバーグ・ニュースが30日に発表した 1月のユーロ圏小売業景気指数(季節調整済み)は48.1となった。前月の46から 上昇したものの、小売売上高の縮小・拡大の分かれ目となる50を4カ月連続で下 回った。公共料金や燃料・食料品価格の上昇が個人消費に影響を及ぼした兆候が示 された。統計はNTCエコノミクスがまとめた。

食料品値上がりから既に打撃を受けている個人消費は、石油価格が過去1年で 62%上昇したことでさらに悪化し、テレビからハンドバッグにいたるすべての分野 で需要が減退した。ユーロ圏域内総生産(GDP)の約60%に相当する個人消費 の低迷を受けて、今年の欧州経済は2005年以来の低成長となる可能性がある。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のユーロ圏担 当チーフエコノミスト、ジャック・カイユ氏は、「消費者は少なくとも1年は様子 見の姿勢をとるだろう」と指摘し、「今年の実質所得の伸びは芳しくない」との見 通しを示した。

1月のイタリアの小売業景気指数は43と、昨年12月の44.7から低下し、4 年前の調査開始以来で最大の下げとなった。ドイツは44.2と同44からほぼ横ばい となったが、フランスは56.2と、同49.1から大きく上昇した。

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