債券相場は上昇、日経平均が午後再び下落で買い優勢に-長期債が堅調

債券相場は上昇(利回りは下落)。午後に 入り、日経平均株価が再び下落に転じたことで買いが優勢となっている。利回 り曲線上で割安感の出ている長期や超長期債の堅調さが目立っており、相場全 体を押し上げている。

東京先物市場の中心限月3月物は、前日比23銭安の137円27銭で寄り付 いた後、いったんは上昇に転じる場面も見られたが、その後は弱含みに推移し た。午後に入ると、前日の終値を上回って推移。1時すぎには32銭高い137円 82銭まで上昇した。その後は137円70銭台で取引されている。

日経平均株価は下落。午後1時16分現在、前日比106円96銭安の1万3371 円90銭で取引されている。

T&Dアセットマネジメントのファンドマネジャー、竹田竜彦氏は、日経 平均株価が、午後に入り下落に転じたことで、円債市場に買いが優勢となって いるとの見方を示した。

揮発油税(ガソリン税)などの暫定税率延長のためのつなぎ法案が午後の 衆院本会議で可決する見通し。竹田氏は「民主党がずいぶん慌てている。政局 の混乱を嫌った外国人投資家が株売りにでているようだ」と述べた。

新発10年債利回りは1.425%

現物債市場で新発10年物の289回債は、前日比1ベーシスポイント(bp) 低い1.465%で取引を開始した。しばらく同水準で推移したが、午前の終了直前 に1.5bp低い1.46%に下げた。

午後に入ると利回りが一段と低下し、1時45分前後には5bp低い1.425% に低下。2営業日ぶりの低水準となっている。

前日の相場下落で、新発10年債利回りは1.475%に上昇したことから、投 資家から押し目買いが入っているとみられている。年限の長いゾーンは利回り 曲線上で見て値ごろ感もでているようだ。

岡三証券投資戦略部の坂東明継シニアストラテジストは、「10年と5年債 との利回りスプレッド(格差)で見て長期債に値ごろ感が出てきており、売り にくい」との見方を示していた。

(債券価格)                         前日比       利回り
長期国債先物3月物         137.79        +0.29       1.611%
売買高(億円)             40629
10年物289回債            100.65                  1.425%(-0.05)
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