新光電工株が反発、半導体パッケージが伸長-通期業績の達成確度向上

半導体パッケージ大手、新光電気工業の 株価が3営業日ぶりに反発。一時83円(5%)高の1734円まで上げ幅を拡大 した。米半導体大手インテルや同アドバンスト・マイクロ・デバイス(AM D)向けのパッケージが順調に増加、29日公表の2007年10-12月期(第3四 半期)業績は7-9月期(第2四半期)に比べ、増収増益となった。通期予想 の達成確度が高まったとみられ、投資家からの買いが集まっている。

新光電工が29日の取引終了後に公表した10-12月期の連結業績によると、 本業のもうけを示す営業利益は前年同期比26%減の74億円となった。7-9 月期との比較では5.3%の増益などでコスト圧縮や稼働率向上などが奏功した。

主力の半導体パッケージの3カ月間の売上高は433億円で、前年同期比で

0.2%増、7-9月期比で4%増となった。競合激化などで単価は若干下落し たが、「数量は伸びており事業は想定通り順調」(同社広報IR室長の有賀広 志氏)という。

会社側は08年3月通期の業績予想を維持、連結営業益を前期比22%減の 277億円になると見込み、1株利益(EPS)を124円36銭と試算している。 通期業績の前提となる為替レートを1ドル=115円と設定しているため、直近 の106-107円でこう着すると、「為替差損などが想定されちょっと厳しいが、 売上高は伸びており、計画値は確保できる公算が高い」(有賀氏)という。

ブルームバーグ・プロフェッショナルに登録された証券系アナリスト16 人の今期営業益予想の平均は303億円。市場コンセンサスは会社側予想より

9.4%高い水準だ。

三菱UFJ証券の内野晃彦シニアアナリストは29日付の投資家向けリポ ートで、半導体パッケージ事業について「生産能力の拡張に合わせて出荷数量 を徐々に増加させているとの印象。最大手MPU(超小型演算処理装置)メー カー向け、2番手MPUメーカー向けともに好調な動きが継続中と推定され る」と指摘。通期会社計画は達成可能圏だとみて、投資判断「アウトパフォー ム」を維持した。

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