【注目株】コア30、みずほF、化学、キヤノン、ホンダ、ヤフー(2)

31日の材料銘柄は以下の通り。

トヨタ自動車(7203)などコア30指数(TPXC30<Equity>)銘柄:米連邦 準備制度理事会(FRB)は30日、連邦公開市場委員会(FOMC)の定例 会合を開き、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.5ポイント引き 下げ3.0%に設定することを決めた。声明では、「経済成長には下振れリスク が残っている」と表現。「必要とあれば時宜を得た行動をとる」と、追加利下 げへの含みを残した。米株相場は利下げ発表後に大幅高したが、取引終了にか けては大手金融保証会社(モノライン)が「AAA」の信用格付けを失うとの 懸念が再燃、利下げ後の上昇分を失い、今週初めて下落した。

みずほフィナンシャルグループ(8411):31日付の読売新聞朝刊によると、 同社は30日までに傘下のみずほ証券に対し追加的な資本増強を行う方針を固 めた。増資額は前回の1500億円を超える可能性が高いという。みずほ証券が 英国子会社で保有・運用する証券化商品の価格下落が原因でみずほ証券のサブ プライムローン関連損失は2350億円以上になる見通しという。

三菱ケミカルHD(4188)や住友化学(4005)など化学株:31日付の日本 経済新聞朝刊は、石油化学製品の基礎原料となるナフサの価格が27年半ぶり に最高値を更新したと報道。昨年10-12月期の国内基準価格が1キロリット ル=6万1600円(速報値)に決まったといい、製造業全般にコスト増圧力が かかるとしている。住友化や三井化学(4183)などは樹脂価格を値上げしてコ スト上昇分を転嫁するという。

キヤノン(7751):デジタルカメラやカラー複写機など主力製品の販売が 伸びると想定、2008年12月期の連結営業利益は前期比5.7%増の8000億円に なると見込んだ。ブルームバーグ・プロフェッショナルに登録された証券系ア ナリスト15人の事前予想の平均は8149億円で、会社計画はこれを1.8%下回 った格好。会社側は為替前提を1ドル=107円、1ユーロ=157円と設定。

ホンダ(7267):欧州やアジアなど海外販売が好調に推移、国内の落ち込 みを吸収し、07年10-12月期(第3四半期)の連結純利益は前年同期比38% 増の2000億円となり、2年連続の増益を確保した。ブルームバーグ・ニュー スが集計したアナリスト6人の事前予想の平均値は1482億円だったため、実 績が市場コンセンサスを35%上回った格好。08年3月通期の連結純利益予想 を6400億円から6900億円に8%引き上げた。

ヤフー(4689):広告事業やオークション事業の売り上げが想定通り堅調 に推移、07年10-12月期(第3四半期)の連結純利益は前年同期比13%増の 172億円となった。08年3月通期の純利益予想は648億-665億円で、前期実 績の580億円を12%以上上回るとみている。

コマツ(6301):世界的な経済拡張に連れて、欧州やアジアなどで建設機 械の需要が増大、07年4-12月期の連結営業利益は前年同期比43%増の2414 億円となった。据え置かれた通期計画(3250億円)に対する進ちょく率は

74.3%。建設・鉱山機械の地域別売上高(10-12月の3カ月間)は、米州が同

2.2%減の1096億円、欧州やロシアなどが同34%増の1015億円、日本が同

6.7%増の801億円、中国が同76%増の400億円、中近東・アフリカが同32% 増の479億円、アジア・オセアニアが同45%増の841億円。

JT(2914):子会社のJTフーズが、中国から輸入・販売している冷凍 食品のギョーザなど一部製品を自主回収すると発表。同製品から有機リン系殺 虫剤が検出され、これを食べた消費者は嘔吐やめまいなど重大な健康被害に遭 ったことも分かった。

東京電力(9501):新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所が被災、停 止している影響が重しとなっている。原油価格高騰でコストも上昇、収益性が 悪化しているとして08年3月期の純損失は1550億円の赤字に損失幅が拡大す る見通しとなった。従来予想は950億円の赤字。一方、4-12月期の販売電力 量は2.4%増。産業用の大口需要が伸びた。

関西電力(9503):燃料高騰、他社から購入する電力量が減少して自社の 火力発電量が増え、重油や液化天然ガス(LNG)、石炭といった燃料コスト が増えた結果、07年4-12月期の連結純利益は前年同期比37%減の867円に とどまった。08年3月通期の計画値700億円(前期比53%減)は据え置き。

大阪ガス(9532):LNG価格が想定より高いことやガス販売量が計画を 下回っていることなどを理由に、08年3月通期の連結純利益予想を490億円か ら410億円(前期比23%減)に引き下げた。4-12月期の連結純利益は前年 同期比6.3%減の337億円だった。

大和証券グループ本社(8601):07年10-12月期(第3四半期)の連結 純利益は前年同期比36%減の172億円だった。サブプライム問題を背景に企業 の資金調達が低迷、引き受け・売り出しなどの法人部門が不振を極めた。連結 ベースの営業収益は同10%減の2081億円。委託手数料は同13%減の205億円。

東邦チタニウム(5727):筆頭株主の新日鉱ホールディングス(5016)が 第2位株主の三井物産(8031)が保有してきた500万株を対象に、株式公開買 い付け(TOB)を実施する。TOB価格は1株当たり2236円、TOB期間 は31日から2月28日まで約1カ月間。新日鉱の議決権比率が34.28%から

42.94%に上昇する一方、三井物は11.55%から約3%に低下する予定。また、 邦チタの07年4-12月期の連結純利益は前年同期比25%増の56億5800万円、 通期計画の75億円(前期比20%増)は維持。

アイフル(8515):07年10-12月期(第3四半期)の連結純損益が91億 円の黒字に転換した。前年同期は69億円の赤字だったため、160億円の改善と なる。貸し倒れ関連費用が大幅に減少、広告宣伝費や人件費などのコスト削減 が奏功した。通期予想は321億円の黒字で据え置き。

NTTデータ(9613):07年4-12月(9カ月累計)の受注高は金融分 野のアウトソーシングサービス、大規模システムの受注、連結子会社の拡大に よって前年同期比6.7%増の8128億円に。システム保守・運用なども堅調で4 -12月期の連結純利益は同3.1%増の383億円になった。据え置かれた08年 3月通期の計画値510億円(前期比0.7%増)に対する進ちょく率は75%。

住友信託銀行(8403):07年4-12月期(9カ月累計)の連結純利益は 前年同期比45%減の538億円。米サブプライムローン関連損失は300億円と、 10月末時点の90億円から3倍超に膨らんだ。08年3月通期では損失が約400 億円に拡大しそうだが、通期純利益予想の900億円(前期比13%減)は維持。

新生銀行(8303):米サブプライムローン関連投資に絡む損失処理が拡大、 08年3月通期の連結純利益予想を620億円から500億円に19%引き下げた。 前期は610億円の赤字。07年4-12月期(9カ月累計)の連結純利益は前年 同期比29%減の335億円、関連ノンバンクの業績不振を受けて与信費用が拡大。

中外製薬(4519):インフルエンザの流行規模が前期より小さくなると想 定、インフルエンザ治療薬「タミフル」の減収などを主因に08年12月通期の 連結営業利益は前期比53%減の315億円を見込む。4月の薬価改定で貧血治療 薬「エポジン」も減収を余儀なくされると判断、為替前提を1ドル=114円、 1ユーロ=152円としている。

リコー(7752):円高進行や米国市場の不振を理由に08年3月通期の連 結営業利益予想を1950億円から1880億円に3.6%引き下げた。1-3月の為 替レートの前提を従来の1ドル=115から同105円に修正したが、売上高予想 については従来計画の2兆2500億円(前期比8.8%増)を据え置き。

日本ビクター(6792):テレビ事業の苦戦などを主因に08年3月通期の 連結経常損益予想を70億円の赤字に減額修正。従来は6億円の黒字を予定。 船井電機(6839)と欧米市場で液晶テレビを相互にOEM(相手先ブランドに よる生産)供給することや、プリント基板事業を同事業大手のメイコー (6787)に売却することも正式発表。

日本ガイシ(5333):電力貯蔵用NAS(ナトリウム/硫黄)電池、セラ ミック事業におけるディーゼル関連製品の出荷増などが寄与し、07年4-12 月(9カ月累計)の連結純利益は前年同期比59%増の378億円。据え置いた 08年3月通期の計画値445億円(前期比51%増)に対する進ちょく率は85%。

テルモ(4543):国内では高カロリー輸液や血液バッグ、海外ではアジア を中心にPTCA用バルーンカテーテルや人工肺システムなど心臓・血管領域 商品が伸びた影響などで07年4-12月(9カ月累計)の連結純利益は前年同 期比18%増の348億円に拡大。営業利益率も前年の22%から22.7%に改善し た。据え置いた08年3月通期の計画値420億円に対する進ちょく率は83%。

アンリツ(6754):計測器事業、産業機械事業の受注は第3四半期まで前 年同期を上回って推移していたが、第4四半期に期待する製品群が顧客の設備 投資抑制の影響を受ける見通しとなり、08年3月通期の連結営業利益見通しを 従来の70億円から55億円(前期比13%減)に下方修正。また、棚卸資産の処 分損費用などが発生するため、最終損益は従来の25億円の黒字から20億円の 赤字に転落する見込み。

ジャムコ(7408):民間航空機メーカーの受注機数好調が航空機内装品等 事業に追い風となったほか、コスト削減や生産管理体制の強化を図り、07年4 -12月(9カ月累計)の連結純利益は前年同期比3倍の15億900万円に拡大。 すでに08年3月通期の計画値10億2300万円(前期比19%増)を上回った。 カンタス航空のA380向けギャレー(厨房設備)の出荷が第4四半期へ延期、 同時に開発費負担が繰り延べされた効果もある。

日本航空電子工業(6807):主力のコネクター事業の伸長で金属素材価格 の高騰、製品価格の低下をこなし、07年4-12月(9カ月累計)の連結純利 益は前年同期比12%増の62億7400万円に。通期計画の80億円(9.1%増)に 対する進ちょく率は78%。

タダノ(6395):国内では、排ガス対応のトラック買い替えの一巡で車両 搭載型クレーンの売り上げは減少しているものの、建設用クレーンの買い替え 需要は持続。また海外では、欧州向けと北米向け建設用クレーンが伸びたため、 07年4-12月(9カ月累計)の連結純利益は前年同期比42%増の82億5200 万円に膨らむ。ただ、据え置いた08年3月通期の計画値118億円(前期比 54%増)に対する進ちょく率は70%。

日本曹達(4041):新殺虫剤「フェニックス」の販売開始や除草剤「ホー ネスト」の回復で主力の農薬化学品事業が増収となり、販管費の増加などをこ なして07年4-12月(9カ月累計)の連結純利益は前年同期比58%増の21 億300万円に。ただ、据え置いた08年3月通期の計画41億円(前期比20% 増)に対する進ちょく率は51%にとどまる。

WOWOW(4839):期末累計正味加入件数が見通しを上回り、視聴料収 入の増加によって08年3月通期の連結営業利益見通しを従来計画の30億円か ら41億円(前期比32%増)に上方修正。番組費などの効率的投下による費用 減も効く。

オムロン(6645)や参天製薬(4536)など:自社株買いを決議。発行済み 株式総数に対する取得枠の占める比率は、オムロンが2.64%、参天薬が2.1%、 協同飼料(2052)が2.5%、大和証券グループ本社(8601)が1.82%。

全日本空輸(9202):31日付の日本経済新聞朝刊によると、同社は08年 度からの4年間で約6000億円を投じ、燃費効率に優れた新型機を約60機購入 する。新型機の購入はこれまで年に最大10機程度だったが、燃料費の高騰を 受け更新ペースを加速する。

三菱電機(6503):31日付の日本経済新聞朝刊によると、同社は4月1日 付でルネサステクノロジの熊本工場(熊本県合志市)を110億円で買収する。 家電やハイブリッド車などに搭載する電力制御用の半導体をつくっている工場 のため、省エネ性能の向上につながると判断したという。

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