12月米製造業耐久財受注:5.2%増加、自動車・家電は減少

米商務省が29日に発表した2007年12 月の米製造業耐久財受注額は前月比5.2%増と、ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミスト予想中央値である1.6%増を上回った。11月は0.5% 増と速報値の0.1%増から上方修正された。

変動の大きい輸送用機器を除く受注も12月に前月比2.6%増と、エコノ ミストの予想中央値(0.1%増)を上回った。

HSBCセキュリティーズの米国担当チーフエコノミスト、イアン・モリ ス氏は「この統計は安ど感を誘った。設備投資が急減し、雇用が悪化するとの 懸念があった」と述べた。

設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財受注は4.4%増と、 07年3月以来の高い伸び。国内総生産(GDP)の算出に使用される同項目の 出荷は2%増と06年3月以来で最大となった。

国防関連受注は航空機を中心に81%増加。国防関連を除く受注は2.9%増 加した。

機械受注は06年12月以来の大幅な伸びを示し、耐久財全体の受注増に寄 与した。民間航空機が急増したほか、通信機器が12%増えた。

輸送機器は11%増。航空機需要は12%増加した。米航空機メーカー、ボ ーイングが12月に獲得した受注は287機と、前月の177機から増加した。 07年の受注増は大半が海外から需要だった。

一方、家電と自動車の受注が12月に減少し、個人消費の失速も示唆した。

全米製造業者協会(NAM) のチーフエコノミスト、デービッド・ヒュー ザー氏は今週、「住宅市場低迷と自動車生産減速の波及効果は製造業全体に大 きな打撃を与えている」との見方を示している。

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