インテグレ株が午後一段高に、いちごアセットが重要提案で大量保有

電子部品などを製造する千代田インテグ レの株価が午後じり高となり、前日比123円(6.9%)高の1917円とこの日の 高値で終えた。シンガポールに本社を置く投資顧問いちごアセットマネジメン トがインテグレ株を買い進め、株式総数の5%超を保有していることが明らか になった。保有目的も「重要提案行為を行なうこと」としており、企業価値向 上を目指すファンドの大量保有を好感した買いが入った。

いちごアセットが28日、関東財務局に提出した大量保有報告書によると、 同社は報告義務発生日の21日までにインテグレ株式を合計72万5700株保有 し、発行済み株式総数に対する割合は5.14%になった。

保有目的は、「純投資および状況に応じて重要提案を行う」とし、千代イ ンテ側との対話を通じてコーポレート・ガバナンス(企業統治)の新しいモデ ルを構築すると説明している。

インテグレ側は、いちごアセットとは他の投資家と同様の付き合いをして いるとし、重要提案など具体的な提案についてはコメントを控えている。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、「レシオ的に割高感はな い。配当利回りも2.6%ほどで材料がでれば買いやすい銘柄だ」との認識を示 した。

いちごアセットは07年2月に、東京鋼鉄第2の大株主として委任状争奪 戦(プロキシーファイト)により、東京鋼鉄が株式交換で大阪製鉄の完全子会 社になるとの議案を否決した実績がある。

いちごアセットはこれまでにも、「状況に応じて重要提案行為を行う」の 保有目的でルック株5.18%、鳥羽洋行株12.26%、東京鋼鉄株24.71%、ニッ キ株23.20%、ハピネット株6.82%、 アイホン株7.42%、オーハシテクニカ株

5.56%、ミヤノ株6.55%、内田洋行株5.72%などをそれぞれ保有しているこ とが大量保有報告書で明らかになっている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE