郵船:4-12月の連結純利益91%増、荷動き活発-通期予想は増額(2)

国内最大手の海運会社、日本郵船が29日 発表した2007年4-12月期の連結純利益は、前年同期比91%増の931億円と なった。荷動きが活発なことや運賃修復などが大幅増益の主因。また、通期の 業績予想は荷動き活発化のほか燃料油の下落傾向などを反映して上方修正した。

通期予想は売上高2兆5800億円(前期比19%増)、営業利益2000億円 (同91%増)、経常利益2000億円(同86%増)、純利益1200億円(同85% 増)にいずれも上方修正した。ドライバルク市況の下落や米景気不安もあるが、 燃料油価格が下落傾向にあることや、中国向け鉄鋼原料荷動き活発化の見通し が強まっていることなどを反映した。従来予想は、売上高2兆5400億円、営 業利益1820億円、経常利益1800億円、純利益1110億円だった。

4-12月期の売上高は同21%増の1兆9374億円、営業利益が同93%増の 1486億円、経常利益は同86%増の1497億円だった。船隊拡大や取扱量の増加 に加え、コンテナ船の運賃修復、ドライバルク市況が高水準で推移するなどで 大幅増収となり、燃料油価格の高騰などのコスト増大を吸収した。

昨年11月に11039ポイントの最高値をつけて海運活況をけん引してきた バルチック・ドライ指数は、その後、下落の一途をたどり、12月末には9143 ポイント、今年1月25日には5780ポイントをつけて安値を更新している。

郵船の株価は午前終値で前日比18円(2.4%)高の781円。

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