フェルドシュタイン氏:次の米景気後退は今までより「痛み大きい」恐れ

ハーバード大学のマーティン・フェルドシ ュタイン教授は28日までに、米経済が今年リセッション(景気後退)入りした 場合、金融市場の動揺を背景に、最近のリセッションより落ち込みが深くなる 恐れがあるとの見方を示した。

米景気循環の時期を判定する全米経済研究所(NBER)所長のフェルドシ ュタイン教授は、「リセッションに陥った場合、非常に厳しく今までよりもはる かに痛みの大きいものとなる恐れがある。金融分野が脆弱(ぜいじゃく)だか らだ」と述べた。銀行やクレジットデリバティブ(金融派生商品)市場への影 響は「非常に不快」なものとなる恐れがあると指摘した。

フェルドシュタイン教授は今年初め、リセッションの確率は50%超との考 えを示していた。同教授は米連邦公開市場委員会(FOMC)が29、30日の会 合で0.5ポイントの追加利下げを決めるべきだとの考えを示した。米金融当局 は22日、0.75ポイントの緊急利下げでフェデラルファンド(FF)金利の誘導 目標を3.5%とした。

フェルドシュタイン教授は30日に「3%への利下げの決定が発表されるこ とを望んでいる」とした上で、「それで終わりにする必要もない。6週間ごとに 考えることができる」と語った。

ブッシュ政権と下院指導部は先週、1500億ドル(約16兆円)規模の景気刺 激策で合意した。フェルドシュタイン教授は「政治的妥協の成果だ。両党が迅 速に合意する必要があった」と評価した。

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