内閣府リポート:円高でも東海地区の輸出は堅調-アジア、中東向けで

内閣府が28日発表したリポートによると、 県内総生産に占める輸出比率が最も高い東海地区では、2004年後半の円高局面 では輸出額が一時的に落ち込んだのに対し、今回の円高局面ではむしろ輸出額 が伸びていると指摘した。その背景にはアジア向け、中東向け輸出拡大が米国 向け輸出減少を補っていることを挙げている。

東海地区(岐阜、静岡、愛知、三重、長野)の昨年11月の輸出額は前年同 月比8.0%増の1兆8426億円となり、11月としては過去最高を記録した。品目 別には、一般機械、電気機械が増加基調にあり、競争力のある付加価値製品の 輸出が好調。中でも、中東向け輸出額の割合が直近3カ月平均では1年前と比 べて5ポイント以上伸び、13.4%に上るとしている。

名古屋税関内の自動車の国別のシェアをみると、07年9-11月期は米国向 け輸出が39.6%と1年前の50.6%から低下する一方で、中東向けが13.4%(1 年前は8.0%)、アジア向けが4.5%(同3.5%)と上昇し、対米依存度が大きく 低下している。

リポートでは、輸出の堅調さが今後も続く可能性があるとする一方で、円 高を懸念する声もあるため、「今後の動向をきめ細かくみていく必要がある」と 説明している。

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