アイザワ証券石島氏:中国株、経済過熱だが決定的悪材料ない

アイザワ証券の石島直国際部長は28日、ブ ルームバーグ・テレビのインタビューで、中国株式市場の現状や展望について語 った。主なコメントは次の通り。

中国株式市場の現状:

「世界同時株安で中国株も売られている。その原因は米経済リセッション入 り懸念と米国サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン問題というのが 一般的、表層的なとらえ方だ。しかし、根底にあるのは米国のヘゲモニー(覇権) の崩壊懸念だと思っている。そこはかとない不安という本質が株安を引き起こし ているととらえるべきだ」

「デカップリング論が後退しているが、しかし、米国はもはや超大国ではな い。デカップリングはかなり、すでに進行しており、その歴史の方向性を変える ことはできないのではないか。確かに経済は過熱しているが、決定的な悪材料は ない。中国株の下落は長い目で見れば、あくまで調整だと思っている」

香港市場と本土株の行方:

「香港H株(中国本土企業株)は現状、昨年11月の高値から43%ほど大き く下落しているが、これはもともと主要プレーヤーが外国人で、自国のマイナス 要因を背景に資金を引き揚げたことによるものと思っている。小康状態を取り戻 せば戻りも早いのではないか。現状はバーゲンハンティングの状況にあり、買い の好機だと思う」

「本土株は長期ブル(強気)トレンドにある。サブプライム問題を懸念して 売られているとする見方があるが、私は関係ないと思っている。あくまで上昇ト レンドのなかでの調整ととらえるべきだ」

「中国株式市場は今後も大型企業の上場が続き、市場規模が拡大し続け、2020 年までに完全な市場化を目指すものと思っている。まだまだ財産革命の真っ只中 だ」

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