仏当局:ソシエテのケルビエル氏を背任罪などで起訴-身柄は釈放

フランス当局は28日、仏銀ソシエテ・ジ ェネラルの元トレーダー、ジェローム・ケルビエル氏(31)を背任などの罪で 起訴した。弁護人によると、同被告の身柄は拘束を解かれた。同被告は未承認 取引により、ソシエテに49億ユーロ(約7660億円)の損失をもたらした。

ルノー・バンルアンベック判事とフランソワーズ・デセ判事によると、ケ ルビエル被告は背任、コンピューターシステムへの侵入、文書偽造について取 り調べを受けることになる。

弁護人のクリスティアン・シャリエールブルナゼル氏は、ケルビエル被告 は「窃盗犯ではない。善良な人間だ」と述べた。

ソシエテは、ケルビエル被告が同社の承認なしに500億ユーロのポジショ ンを積み上げたとしている。これによる損失は銀行業界の歴史で最大。英ベア リングズを破たんさせたニック・リーソン氏の損失の4倍を超える。

検察官のジャンクロード・マラン氏は28日、起訴相当との勧告を下し、 ケルビエル被告の目的は「トレーダーとして目立つことだった」と説明した。

裁判所は背任について、検察の勧告よりも軽い罪での起訴とした。検察当 局は最大で禁固7年と75万ユーロの罰金の判決につながる罪を主張していた。 検察当局のイザベル・モンターニュ報道官によると、ケルビエル氏は出国を禁 止され、パスポートは没収された。ソシエテとの接触やトレーディング活動も 禁じられている。

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