仏中銀総裁:ソシエテ損失で政府への報告遅らせる-情報漏れ恐れ(2)

フランス銀行のノワイエ総裁は28日、仏 銀大手ソシエテ・ジェネラルでのトレーディングの不正行為に関し、情報漏えい への懸念から、政府に対する報告を3日間遅らせたことを明らかにした。同総裁 はラジオ局BFMと会見した。

ノワイエ総裁によると、中銀はソシエテ・ジェネラルから今月20日に不正 行為に関する報告を受けたが、政府にそれを伝えたのは23日だった。ソシエ テ・ジェネラルは不正行為によるポジションを解消した後、49億ユーロ(約 7680億円)の損失を24日に公表した。

同総裁はまた、ソシエテ・ジェネラルが500億ユーロものポジションを解 消したことが市場に大きく動揺を与え、その結果連邦公開市場委員会(FOM C)が緊急利下げを決定したと考えられるかとの質問に対し、「FOMCは欧州 市場との関連で金融政策を決めることはない。特に1日の変動で決定することは ない」と一蹴した。

同総裁はさらに、米景気減速の影響が欧州の経済成長にも波及するとの見 方を示した。「米景気減速は間接的に欧州に打撃を与えるだろう」と述べ、「景 気は当然、減速に向かう」と語ったものの、影響のタイミングや程度については 具体的な発言を避けた。

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