米メリルのファカハニー共同社長が2月1日退任、元リスク管理担当

米証券大手メリルリンチは28日、アーマ ス・ファカハニー共同社長(49)が退任すると発表した。同氏は一時、リスク 管理部門を監督していた。メリルは2週間前に、米サブプライム(信用力の低 い個人向け)住宅ローンや債券に関連した損失により、過去最悪の赤字を発表 した。

発表によると、ファカハニー氏は2月1日付で退任する。事情に詳しい関 係者は先に、スタンレー・オニール前最高経営責任者(CEO)の下でともに 共同社長を務めたグレッグ・フレミング氏はジョン・セイン新CEOの下で同 社にとどまると述べていた。

サブプライム関連証券価格の急落を受け、メリルの2007年10―12月期(第 4四半期)は98億ドルの赤字となり、同社はシンガポールと韓国、クウェート の政府系ファンドなどの出資をあおいだ。

ファカハニー氏は発表資料で、「財務状況は大きく改善し、新経営陣が整 い前進し始めており、メリルを去れる」と述べた。セインCEOの就任後、オ ニール時代の幹部の退任は少なくとも3人目となる。

ファカハニー氏はメリルに21年在勤し、最高財務責任者(CFO)も務め た。2007年5月に共同社長となった。昇格前は最高管理責任者(CAO)とし て、リスク管理と財務、人事、コンピューターシステムを統括していた。同氏 がリスク管理を務めていた同じ時期に、メリルは債務担保証券(CDO)の引 き受けで最大手となった。

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