米サブプライム住宅ローン、12月にデフォルト率上昇-ABX指数

マークイット・グループが算出する ABX指数によると、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロー ンのデフォルト(債務不履行)は12月に増加した。変動金利型住宅ロー ンの返済額増加の影響がうかがわれる。

またワコビアによると、2006年1-6月期に組成された住宅ローン 担保証券(MBS)20銘柄の裏付けになっているサブプライムローンの うち、12月にデフォルトに陥ったものの比率は約28.07%と、11月から

2.43ポイント上昇した。

グレン・シュルツ氏をはじめとするワコビアのアナリストは25日付 のリポートで、「不良債権の方向性を表現するうえで、増加という言葉 以外で説明するのはますます難しくなっている」と指摘した。

米不動産市場の低迷で住宅の売却や住宅ローンの借り換えがますま す困難になるなか、デフォルト率が上昇しつつある。また同リポートに よると、今年は約2000億ドル(約21兆3500億円)相当のサブプライム 住宅ローンの返済額が引き上げられる。

ワコビアのデフォルトの数字には、60日間以上の返済遅延や差し押 さえとなったもの、借り手が破産したものなどが含まれる。

一方、ジョゼフ・アストリナ氏をはじめとするバークレイズ・キャ ピタルのアナリストによると、ABX指数に基づくサブプライム住宅ロ ーンの繰り上げ返済率は12月に上昇した。ただ、上昇ペースは期限が等 しいサブプライム住宅ローンの「過去の水準を引き続き大幅に下回って いる」。

ABX指数はサブプライムMBS20銘柄のクレジット・デフォルト スワップ(CDS)から算出され、サブプラムMBSの指標となる。

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