米アライアンス:ブラックストーンへの身売り不成立か、株価急落(2)

米投資会社ブラックストーン・グル ープによる66億ドル(約7055億円)での米クレジットカード処理会社 アライアンス・データ・システムズの買収が不成立に終わる可能性が強 まっている。銀行監督局が同案件の承認に関して「受け入れ不可能」な 条件を要求していることが原因だという。

アライアンス・データの株価は前週末比35%急落。ブラックストー ンは通貨監督局(OCC)が要求している条件により、「無制限かつ不 明確」な負担が生じると表明。同社はただ、この買収案件を撤回せずに すむよう努力する意向という。

アライアンス・データはクレジットカード発行のワールド・ファイ ナンシャル・ネットワーク・ナショナル・バンクを傘下に有するため、 他の銀行同様、OCCの管轄下にある。ブラックストーンもアライアン ス・データも、資金調達や事業の伸び悩みといった問題で買収が脅かさ れているとの認識は示していない。

アライアンスの発表文書によると、ブラックストーンから、買収は OCCの定める必要条件を満たさないだろうとの通知があった。これに 対しアライアンスは、「ブラックストーンの認識には大いに異論を唱え る」とし、「当社が今後とり得る進路を検討している」と述べた。

OCCの報道官ケビン・ムクリ氏とブラックストーンの広報担当ジ ョン・フォード氏はコメントを避けた。

同発表文書によるとブラックストーンは、OCCの必要条件を満た すことに積極的ではなく、今後さらに監督当局と話し合いを進めても効 果がないと考えている。

アライアンス株価のニューヨーク時間終値は前週末比23.12ドル安 の42.48ドル。ブラックストーン株価の終値は同21セント下落の19.15 ドル。

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