カブコム齋藤社長:MUFG傘下で「株のブティック」特化-PTS拡充

カブドットコム証券の齋藤正勝社長は28 日放送のブルームバーグ・テレビで、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘 下の株取引に特化したネット証券として、グループ内で相乗効果を発揮してい きたいと強調した。また3月からの私設取引システム(PTS)の稼働時間延 長や取引小口化で機関投資家の需要も取り込みたい考えを示した。

--昨年末、三菱東京UFJ銀行の子会社となった。 「今までも証券仲介や銀行代理業で提携してきたが、よりダイナミックに一気 にお客様に分かりやすい形で行える。コーポレートカラーも緑から(MUFG グループに合わせて)赤に変えた。広告や店頭窓口などいろいろな場面で当社 の露出が増えていくと期待している。財務の格付けもネット証券で唯一A格に 上がった」

--三菱UFJ証券との関係、グループ内での位置づけは。 「三菱UFJ証が引き受けた新規株式公開(IPO)銘柄を当社が販売したり、 PTS事業で協力を受けるなど商品特性やお客様のニーズに合わせていい協調 ができている」「当社は比較的リスク商品をグループの中で取り扱うことが多 くなる。大きな金融デパートの中で株のブティックという位置付けをまず確立 したい」

--PTSの取引時間を3月中にも早朝開始にする。 「午後6時30分から同11時59分までのオークション方式を午前8時20分開 始とする。昼休みもなく15時間39分間の稼働となる。時間で東証を補完する という意味ではかなり完成度が高いと思う。刻み値の小口化も始めた。機関投 資家の反響も大きくアルゴリズムトレードなど少しでも効率を求める投資家に とっては非常に大きなものになると思う」

--第3四半期(10-12月)決算について。 「四半期別では今年度で最高益となった。厳しい状況の中で販管費を削減し、 収益を多様化して比較的堅実な決算になったという自負はある。日本株は苦戦 したが外国為替証拠金取引やBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国) ファンドを中心に投資信託販売も伸びた。デリバティブやMUFGグループ化 による金融収益の向上もあり結果的にうまく補えた」

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