ラガルド仏財務相:景気てこ入れ検討をトリシェECB総裁に要請

フランスのラガルド財務相は26日、欧州中 央銀行(ECB)のトリシェ総裁に対し、金融政策決定の際に景気てこ入れに向 けてより踏み込んだ措置を求める声が強まっていることに留意するよう促した。

ラガルド財務相はスイスのダボスで開かれている世界経済フォーラム年次総 会(ダボス会議)で、「ECB総裁は物価安定への責任に加えて、フランスだけ でなく欧州全体からの要望に敏感になることを望んでいる」と語った上で、「経 済成長に注目し、景気拡大の観点から金融政策をどのように運営する必要がある のか検討してみよう」と呼びかけた。

サルコジ仏大統領は昨年の政権獲得以来、ECBに景気拡大を促すとともに、 対米ドルでのユーロ高進行を阻止するよう強く求めている。トリシェ総裁はそう した要請を拒否してきており、25日のニュース専門局LCIとのインタビュー でも、ECBは引き続きインフレ抑制に注力する姿勢を示している。

ラガルド財務相はこの日、足元のユーロ相場については「非常に強い」と述 べ、欧州経済が今後競争力向上や技術革新を迫られると説明。「欧州の競争力は 真価を問われるだろう」と述べた。

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