アジア太平洋の債券保有リスク、低下-MBIAなどの格下げ回避観測

25日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場では、アジア太平洋地域の債券の保証料が下落。保有リスクの低 下を示唆した。保証料は今週、一時過去最高となったが、週間ベースで下げとな った。

金融保証会社大手のMBIAとアムバック・ファイナンシャル・グループが 「AAA」格付けの引き下げを回避できる可能性があるとの観測から、アジアと オーストラリアのCDSスプレッドは今週、下落した。「AAA」を保てなかっ た場合、金融保証会社が保証している証券の格下げにつながるとの懸念から、市 場の不安材料となっていた。

UBS証券の後藤文人クレジットアナリストは、金融保証会社が格付け大手 から格下げされるとの懸念が若干後退したと指摘。日本のCDS市場は少なくと も回復していると分析した。

モルガン・スタンレーによれば、マークイットiTraxx日本指数のCD Sスプレッドは日本時間午前10時9分現在、8ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の59bp。今週一時、91bpと、同指数が導入された2004年 9月以来の最高値を付けた。CDSスプレッド低下は信用の質が改善したとの認 識を示唆する。

ABNアムロによると、豪州指数は5bp低下の97.5bp。今週は一時125 bpの最高値を付けた。

日本を除くアジアの20の高リスク・高利回り債券の発行体で構成するマー クイットiTraxxアジア(日本除く)指数は29bp低下の451bp(ICA P調べ)。同指数は22日には505bpに達した(CMAデータビジョン調べ)。 CDSスプレッド1bpは債務1000万ドルに対する保証料1000ドルを意味す る。

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