日野自株が急伸、クレディSは格上げ-外部環境落ち着き自動車全般高

日野自動車の株価が買い気配で始まり、 寄り付き後は一時74円(12%)高の699円まで急伸した。クレディ・スイス 証券は日野自株の投資判断を従来の「NEUTRAL」から「OUTPERFORM」に引き上 げており、年初から前日まで14%安と同業を含む東証輸送用機器指数の17% 安に比べて下げ渋っていた中、反発余地を試す買いが優勢となっている。投資 家の短中期的な売買コストを示す25日移動平均線(676円)を大納会以来、 完全に上抜けた。

またこの日は、ホンダが一時5.5%高の3240円、日産自動車が6.7%高の 1003円と4日ぶりに大台を回復、トヨタ自動車も4%高の5450円まで上げる など自動車株全般が高い。米国を中心とした経済の先行き不安が和らぎ、外国 為替相場が円安方向に動いていることなどが、代表的な輸出関連業種の自動車 株にも材料視されている。

外国為替市場関係者の間では、「米国の政策的なバックアップに加えて、 株価に割安感が出てきている面もあり、一段安の懸念は薄れている」(UBS 銀行外国為替部の牟田誠一朗ディレクター)として、アジア株安定などを条件 に低金利の円を売って高金利通貨を買う円キャリー・トレードが復活する可能 性が指摘されていた。

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