欧州株(25日):終盤に値を削る、銀行・保険株に売り-評価損懸念で

欧州株式相場はほぼ変わらず。銀行・保険株 への売りがかさみ、ダウ欧州株価指数は終盤に大きく値を削らされた。週間ベー スでは7週続落。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに関連し た評価損がさらに膨らむとの懸念が強まったことが背景。

ベルギーの金融企業フォルティスは2002年以来の大幅安。オランダの保険 会社エイゴンは4週連続の下落。バークレイズ・キャピタルのアナリストは金融 保証会社の格付けが引き下げられた場合、銀行は規定を満たすために最大1430 億ドル(約15兆4025億円)の追加引当金を積み増す必要があるかもしれないと 指摘した。

マイクロソフトの強気な見通しやポルシェの予想を上回る売上高を背景に、 ダウ欧州株価指数は2%上昇する場面もあったが、金融銘柄への売りが膨らんだ ことを受けてほぼ変わらずで終了した。

カナダ・ライフのファンドマネジャー、マーク・ボン氏(ロンドン在勤)は 「新たに不良債権の規模や引当金の計上を明らかにする銀行が出てくる可能性は まだまだ高い」と語った。

ダウ欧州株価指数は前日比0.1%高の322.23で終了。週間ベースでは1.6% 下げた。ダウ欧州50種株価指数は前日比0.4%下げ、ダウ・ユーロ50種株価指 数は0.8%低下した。

銀行・保険株を中心に、ダウ欧州株価指数は昨年6月1日以降で20%下げ た。信用投資の失敗で金融企業が被った損失が1330億ドル以上に達したことが 影響している。金融保証会社が格下げの危機に直面し、債券の価値棄損が拡大す る可能性があるため、金融業界の見通しは今年に入ってさらに悪化した。

フォルティス・エイゴン

フォルティスは10%安。エイゴンは4.8%下げた。ダウ欧州株価指数の18 産業別指数のうち、金融指数は2.7%低下と最大の下げとなった。

一方、産業別指数のうち、テクノロジー指数が1.8%高、資源指数が1.6% 高となった。コンピューターマウス大手、スイスのロジテック・インターナショ ナルは3.7%上げた。ドイツの半導体メーカー、インフィニオン・テクノロジー ズは1.1%高。鉱山大手の豪BHPビリトンは2.2%上昇した。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比6.80ポイント(0.1%)安の5869.00。FTオー ルシェア指数は7.51ポイント(0.3%)下げて2990.24。

ドイツのDAX指数は同4.33ポイント(0.1%)安の6816.74。HDAX指 数は7.94ポイント(0.2%)上昇し3470.25。

フランスのCAC40指数は同37.17ポイント(0.8%)下げ4878.12で終了 した。

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