ウェーバー独連銀総裁:ECBには依然、利上げの可能性残る-国内紙

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバ ーのウェーバー独連銀総裁は賃金上昇によるインフレスパイラルを回避するため、 ECBには依然として政策金利を引き上げる可能性があるとの認識を示した。25 日付のドイツ紙、ボーゼン・ツァイトゥングがインタビューを基に伝えた。

同紙によれば、ウェーバー総裁は賃金の妥結水準がインフレの一時的上昇に つながることが明らかになれば、「引き締め気味なスタンス」を取らざるを得な くなるとの考えを示した。同総裁は「2次的影響の現実化がほぼ避けられないと なれば、行動を起こさなくてはならない」と語った。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が今週、緊急利下げを実施したことで、 ECBの利上げは難しくなったかとの質問に対して、ウェーバー総裁はECBの 金融政策はユーロ圏の「景気およびインフレ見通し」に基づいており、「こうし た見通しは現在、米国と異なる」と指摘した。

同総裁は、ユーロ圏の今年の経済成長率が約2%というECBの12月時点 の見通しに異論を唱える理由はないと語った。ただ「このシナリオに対する下向 きリスク」が顕著であるにもかかわらず、定例政策委員会では「利下げに関する 協議はまったくなかった」と述べ、選択肢は利上げと据え置きに限られていたこ とを示唆した。ウェーバー総裁は「インフレ加速のリスクがあることに疑いの余 地はない」との見通しを示した。

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