米モルガンSとリーマン、それぞれ約1000人と140人削減へ-関係者

米住宅市場の冷え込みが米経済成長や企業 業績見通しに影を落とすなか、米証券大手のモルガン・スタンレーとリーマン・ ブラザーズはそれぞれ約1000人と140人を削減するもようだ。事情に詳しい関 係者が24日までに明らかにした。

関係者によれば、モルガン・スタンレーの削減対象は、資産運用部門やリテ ールブローカー部門、技術や事務のサポート部門となる見込み。一方、別の関係 者によると、リーマンで削減されるのは主として、仕組み金融商品、商業用不動 産、証券化、住宅ローンと債務担保証券(CDO)関連の部門だという。

住宅ローン担保証券に絡み、銀行・証券会社は計1360億ドル(約14兆 6000億円)相当の評価損と損失を計上。これを受け、過去半年間で合わせて2 万5000人以上を削減した。昨年12月に発表した9-11月(第4四半期)決算 が、初めて四半期ベースでの赤字となったモルガン・スタンレーは昨年、住宅ロ ーン担保証券関連部門で900人を削減した。

モルガン・スタンレーの広報担当、ジェームズ・ウィギンズ氏は「市場全体 の状況や事業の優先順位、個人の業績を考慮しながら、人事を見直す作業を続け ている」と説明、「この作業には一部部門での人員削減と、別の部門での増員が 含まれる」と述べた。

リーマンは既に住宅金融子会社で3750人を削減し、昨年そのうちの1社を 閉鎖している。リーマンの広報担当、ケリー・コーエン氏はコメントを控えた。

モルガン・スタンレーの今回の削減は今後数週間をかけて実施される予定。 削減人数は昨年11月時点の従業員数4万8256人の約2%に相当する。トレー ディング業務や投資銀行業務を含むインスティチューショナル・セキュリティ ーズ部門は削減の対象外となるという。

リーマンの削減数は債券部門全体の約4%に相当する。米金融機関は、投資 銀行サービスの需要縮小につながりかねない米景気減速に備え準備を進めている。 資産規模で米銀最大手のシティグループは先週、4200人の削減計画を明らかに した。

以下は、大手金融サービス会社が米サブプライム(信用力の低い個人向け) 住宅ローン問題に絡んで削減した従業員数。

企業名                   削減数(人)

シティグループ                4200
リーマン・ブラザーズ          3890
バンク・オブ・アメリカ        3650
ワシントン・ミューチュアル    2600
モルガン・スタンレー          1900
HSBC                      1650
ベアー・スターンズ            1550
UBS                        1500
メリルリンチ                  1000
ナショナル・シティ             900
RBC                         500
ウェルズ・ファーゴ             500
ワコビア                       443
ドイツ銀行                     370
クレディ・スイス               320
JPモルガン・チェース         100
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