味の素社長:グループ調達力強化、原材料高に対応-再値上げも(2)

調味料国内最大手の味の素の山口範雄社長 は25日都内で会見し、グループで原材料や資材の共同調達を強化する方針を示 した。原材料高が続くなか、規模のメリットを生かして価格交渉力を高め、調達 コストを削減するのが狙い。まず昨年10月に完全子会社化したカルピスと4月 に共同で新組織を設置し、2012年度(13年3月期)に20億円の収益改善効果を 見込む。共同調達による購買規模は当初800億円を計画する。

汎用性の高い原材料や資材について、味の素とカルピス両社の購買担当部門 を統合し、味の素社内に「グループ調達センター」を設ける。今後、他のグルー プ企業の購買部門も統合させ、参加企業を増やし、「グループのバイイングパワ ーにより収益改善効果を発揮させる」(山口社長)。

また、同社長は「原油高や原材料高は中期的に続く」とみており、製品の再 値上げに関して「ものによってはあり得る」との方針を示した。

これまで味の素はマヨネーズ、「ほんだし」、コンソメ製品、家庭用冷凍食 品などの値上げをすでに発表。単純な値上げではなく、世帯人数が減少するなか で鮮度が落ちる前に使い切れるような容量にしたり、健康に配慮した質の高い商 品を提供するなどの新しい価値を加えている。

味の素の株価終値は前日比42円(3.9%)高の1122円。

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