訂正:東邦薬株は反落、予想据え置きに失望-成長率は業界平均上回る

医薬品卸業4位の東邦薬品の株価は反落。 一時は前日比80円(3.8%)安の2055円を付けた。連携先や顧客先に対する販 売営業活動が奏功して業界平均を上回る売り上げ成長を続けているものの、上 乗せ期待があった2008年3月期の業績予想を前回のまま据え置いたため、失望 売りが優勢となったもようだ。

この日は同0.2%高の2140円で取引を開始。しばらくプラス圏で推移して いたが、午前9時3分ごろ1000株(同社株の最小売買単位は100株)の売り注 文が並びマイナス圏に転じた。午前終値は1.9%安の2095円。

東邦薬が24日の取引終了後に公表した2007年4-12月期(9カ月累計) 業績によると、本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比7.8%増の84億 円となった。据え置かれた通期計画(100億円)に対する進ちょく率は84%に 達した。

野村証券金融経済研究所の繁村京一郎アナリストは、「もともと慎重な会 社。例によって業績は若干上振れするのだろう」と指摘している。ブルームバ ーグ・プロフェッショナルによると、証券系アナリスト5人による東邦薬の営 業益予想の平均は、2008年3月期が103億円、09年3月期が119億円。今期予 想の市場コンセンサスとのかい離率は3%。

繁村氏は、「連携先企業とつくる『共創未来グループ』との取引が増えて いる上、顧客支援システム『ENIF』の会員向けの販売も良好で、業績の上 積み余地が大きい」と分析、他の医薬品卸企業より高く評価されるべきだとみ ていた。

民間調査会社クレコンリサーチ&コンサルティングによると、07年の国内 医薬品卸の市場成長率は3%。東邦薬の場合、調剤薬局事業を新設したため前 期との単純比較はできないが3%台後半の伸びを示している。

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