コンテンツにスキップする

UBS:08年の世界の成長率予想3.6%に下方修正-米景気後退見込む

欧州最大の銀行、スイスのUBSは米国が 2008年1-6月(上期)にリセッション(景気後退)入りするとの予測を背景 に、今年と来年の世界の経済成長率予想を下方修正した。

チーフエコノミストのラリー・ハサウェー氏は24日付けのリポートで、08 年の世界の成長率見通しを3.6%と、これまでの4.3%から引き下げた。また、 09年の成長率は3.8%を見込んでいる。従来予想は4.1%だった。

同氏は「現時点では、世界の成長率が02年以来で初めて潜在成長率を下回 ると見込んでおり、過去4-5年の高い伸びとは大きく異なると予想している」 とし、「中国とインドは世界の景気鈍化の流れから比較的うまく距離を保つ見 込みだが、影響を免れることはできないだろう」と指摘した。

UBSは世界の景気減速で、輸出依存型のアジア地域の経済が打撃を受け るとの見方から、香港やシンガポール、韓国の見通しも引き下げた。同行に先 立ち、米証券大手のゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレ ー、メリルリンチも、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機 の影響が波及するなか、米国が今年、01年以来となるリセッションに陥るとの 見通しを示していた。

ハサウェー氏は「韓国や台湾、大半の東南アジア諸国など、小規模で市場 開放が進んだ国ほど大きな打撃を受ける」と予想し、「中東欧、中南米の成長 も鈍化する公算が大きい」との見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE