日経平均は13000円台で堅調推移、アジア株高で不安後退-31業種高い

午後の東京株式相場は、日経平均株価が1 万3000円台で堅調に推移。香港やインドなどアジア地域の株価が総じて上昇し ており、投資家の間で世界的に株式敬遠の動きがひとまず収まりつつある。米 国で金融保証会社(モノライン)の救済計画が浮上したことを受け、金融シス テムの信頼回復につながるとして、三菱UFJフィナンシャル・グループや野 村ホールディングスが買い戻されているほか、米住宅問題のさらなる深刻化を 免れるとの期待から、不動産株を買い戻す動きも継続。

豊証券の菊池由文取締役は、「直近では午前に大幅高となっても午後に入 り急速に値を消す場面が多く見られたが、きょうは今のところ値幅が比較的小 さく学習効果がうかがえる」と話した。ただ当面は、世界同時株安への警戒感 がすぐには拭い切れず、「市場参加者は警戒しながらの相場参戦となるので、 V字回復とはいかないだろう」との見方を示している。

午後1時49分時点の日経平均株価は前日比253円58銭(2.0%)高の1万 3082円64銭、TOPIXは33.10ポイント(2.7%)高の1283.03。東証1部 の売買高は概算で18億8276万株、売買代金は同2兆1557億円、値上がり銘柄 数は1529、値下がり銘柄は151。

アジア株が総じて上昇して始まっていることが、投資家心理にプラスに働 き、午後の相場を押し上げる一因となっている。香港ハンセン指数は3%高、 韓国総合株価指数が2.3%高、台湾加権指数は1.8%高など。午後1時25分か ら取引を始めたインドのムンバイSENSEX30種指数は3%超上昇。

一方、東京外国為替市場の動向を見ると、ドル・円相場は午前に1ドル= 106円台後半で推移していたが、午後に入り一時106円台前半で取引されるなど、 やや円高方向に動いている。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニア・テクニカルアナリストは、こ の日朝方に、「23日の米株高を受けた買いが一巡した後には、為替動向やアジ ア株の動向に左右される展開が想定される」(同氏)と想定していた。

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