12月米中古住宅販売495万戸か、通年では1989年以来の大幅減-調査

ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機 関71社を対象に実施した調査によれば、全米不動産業者協会(NAR)が24 日に発表する昨年12月の米中古住宅販売件数は前月比1%減の年率495万戸 (予想中央値)と、1999年に統計を取り始めて以来で最低になったと予想され ている。11月は500万戸だった。

不動産価格低下と融資基準厳格化は住宅差し押さえの一段の増加を招き、 今年も住宅市場を圧迫しそうだ。不動産不況の悪化は景気減速の主因となって おり、米金融当局は向こう数カ月間以内に、追加利下げを迫られるとエコノミ ストは予想している。

NAR見通しによると、2007年通年の中古住宅販売総数は前年比13%減 少し、1989年以来で最大の減少率となったもようだ。

通期の住宅価格(中央値)は下落したとみられている。同価格統計が取り 始められた1968年以降では、前年比で下落した記録はない。NAR広報担当 のウォルター・モロニー氏は、通期の住宅価格が最後に低下したのは恐らく 1930年代の大恐慌期だと指摘した。

ワコビアのエコノミスト、アダム・ヨーク氏は「住宅市場は全般的に依然 として停滞しており、その状況は2008年に入っても続くだろう」と指摘。「米 金融当局は住宅市場が苦境に陥っている点を認識している」と述べた。

中古住宅販売件数は午前10時(ワシントン時間、以下同じ)に発表され る。ブルームバーグ調査での予想レンジは475万-515万戸。

米労働省が同日午前8時半に発表する1月19日終了週の新規失業保険申 請件数(季節調整済み)は32万件(39社の中央値)と、前週(30万1000 件)からの増加が見込まれている。

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