ムーディーズなど、金融保証会社格付けでリスク見逃す-アックマン氏

米投資家のウィリアム・アックマン氏は、 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスやスタンダード・アンド・ プアーズ(S&P)、フィッチ・レーティングスについて、米金融保証大手の MBIAやアムバック・ファイナンシャル・グループを格付けする際に見逃し たリスクが多過ぎるとして、3社への批判を強めている。

アックマン氏は格付け会社3社の最高幹部らにあてた18日付の書簡で、3 社が税引き後の業績頼みで、格付けの見直しを怠り、商業用不動産担保証券(C MBS)市場の低迷を考慮しないことで、MBIAやアムバックの潜在的な損 失を過少に見積もっていると指摘した。

書簡の中でアックマン氏は「これまでの格付け評価は一部の重要な分析が 省かれている上に、作業上の明白なミスも含まれており、著しく誤っている」 と批判した。同氏はヘッジファンド、パーシング・スクエア・キャピタル・マ ネジメントのマネジングディレクターを務める。

同氏はまた、MBIAやアムバックは株価が値下がりし、損失が簿価の半 分以上に達し、経営陣が資本増強を急いでいる状況にあるのに、格付け3社は どうしたら最高格付けの「AAA」を与え続けることができるのかと疑問を投 げた。同氏はMBIAやアムバックの株価下落を見込んでいる。

S&Pの広報担当ミミ・バーカー氏はブルームバーグ・ニュースの取材へ の回答文で、同社はアックマン氏の書簡を精査していると説明した。ムーディ ーズの広報担当アンソニー・ミレンダ氏は、同社社員は書簡についてコメント しないと指摘。フィッチの広報担当者からはコメントが得られていない。

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