米景気刺激策の法案:早期可決を求める声強まる-景気後退回避に向け

主要法案の可決に数カ月を要することが多 い米議会に対し、リセッション(景気後退)回避のための景気刺激策の法案を 数週間以内に可決するよう求める声が強まっている。

エコノミストの間には、現在検討されている戻し税や企業投資を対象にし た税優遇、失業保険の拡充も、導入が遅れれば期待通りの効果をもたらさなく なるとの見方が強い。また、議員の提案を満たすための条項が法案に盛り込ま れたり、法案の規模が検討中の1500億ドルを大幅に上回ったりすれば、インフ レ加速や財政赤字拡大の副作用を招く恐れもあるという。

米議会予算局(CBO)のオースザク局長は22日、上院財政委員会で景気 刺激策について「重要なのはタイミングだ」と指摘。「米経済が非常にゆっくり した成長期またはリセッションにあるなかで、追加的な政府支出がなければ、 米経済が必要としている支援はほとんど提供されないことになる」と述べ、「早 ければ早いほど良い」との考えを示した。

上下両院の指導者らは22日、景気刺激策の法案を今後3週間以内に大統領 に提示したい考えを表明した。ここ数日にわたる世界的な株式相場の下落を受 け、法案可決の緊急性は高まっている。

連邦公開市場委員会(FOMC)は22日、緊急会合で政策金利を0.75ポ イント引き下げ3.5%としたと発表した。

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