欧州株:反落、業績不安は解消せず-エーオンやフィアットなどに売り

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欧州株式相場は反落。今週、弱気相場入りし たダウ欧州株価指数は下落を再開した。借り入れコストが低下しても業績悪化を 回避するには十分ではないとの懸念が広がったことが背景。

独電力会社エーオンや、スペインのサンタンデール銀行、英携帯電話サービ ス大手のボーダフォン・グループが4%以上の下げとなった。イタリアの自動車 メーカー、フィアットはここ21年余りで最大の下落となった。

仏製油会社トタルと豪鉱山大手のBHPビリトンを中心に資源株も下げた。 さらに評価損を計上するとの観測から仏銀大手のソシエテ・ジェネラルが売られ た。スイスの高級ブランド品メーカー、コンパニー・フィナンシエール・リシュ モンも安い。売り上げの伸び悩みが嫌気された。

ダウ欧州株価指数は前日比3%安の306.03で引けた。昨年6月1日に付け た6年半ぶりの高値からは20%強下げている。20%を超える下落は弱気相場の 始まりを示すとされている。

JPモルガン・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジメント責任 者のグスタボ・トリリョ氏(マドリード在勤)は、「欧州が米景気減速からの打 撃を避けるのは難しくなってきた」と指摘。「欧州の中央銀行がインフレに注力 しているのは芳しくない」と語った。

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は23日、インフレと戦う意思を表 明。イングランド銀行は消費者物価指数が上昇するとの見通しを明らかにした。

西欧株式市場では、ルクセンブルクを除く17市場のすべてで株価指数が下 落した。ダウ欧州50種株価指数は前日比3.4%下げ、ダウ・ユーロ50種株価指 数は4.7%低下した。

エーオンは6.8%下落。サンタンデール銀は4.8%安。ボーダフォンは4.6% 下げた。フィアットは11%安。

トタルは5.8%安、BPは4.4%安。イタリア最大の石油会社ENIは

4.8%下げた。BHPビリトンは2.3%、鉱山大手の英豪系リオ・ティントは

3.2%それぞれ下げた。

ソシエテ・ジェネラルは4.2%下落。リシュモントは6.7%下げた。米国と 日本での売り上げ落ち込みが響いた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比130.80ポイント(2.3%)安の5609.30。FTオ ールシェア指数は61.59ポイント(2.1%)下げて2867.01。

ドイツのDAX指数は同330.26ポイント(4.9%)安の6439.21。HDAX 指数は156.65ポイント(4.6%)低下し3272.56。

フランスのCAC40指数は同205.78ポイント(4.3%)下げ4636.76で終 了した。

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