不二越株が反発、自動車投資回復で業績上ぶれ期待-モルガンS証強気

産業機械大手の不二越株が反発。一時26 円(8.1%)高の349円を付ける場面があった。アジアや海外市場で機械工具事 業が引き続き好調に推移し、今期も最高益を更新する見通しを示した。モルガ ン・スタンレー証券が復調している自動車向けに拡大余地があることを指摘し、 投資判断「買い」を継続したことで、業績上ぶれを期待した買いが入ってきた。

同社が22日発表した今期(2008年11月期)業績予想は、連結経常利益が 前期比1.4%増の155億円と引き続き最高益を見込む。新興国市場の拡大を背景 に、自動車や産業機械業界向けが引き続き堅調に推移するものの、米国経済の 減速、円・ドル相場や原油・原材料価格の動向など先行きが不透明な要因が多 く、警戒感をもって経営にあたるとしている。

これに対し、モルガン・スタンレーの小宮泰一アナリストは22日付の投資 家向けメモで、今期の会社計画は自動車メーカーの設備投資延期や、円高進行 など想定し得るリスク要因を強く織り込んだものとの考えを示す。「自動車業 界からの設備需要を考慮すれば、下期を前年比で減収減益とする会社計画には 上ブレ余地がある」ことを指摘。また会社側が完成車大手からの需要が増加に 向かう可能性が高いこと示唆しながら、この点を今期計画に反映していないと も推測し、今期経常利益が175億円に伸びると予想している。

小宮氏は、自動車メーカーの新たな生産方式によるロボットの積極活用が 注目され、有力な設備納入業者の不二越が見直される局面もあるとみている。

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