米住宅ローン金利:2004年以来の水準に低下-当局の緊急利下げ後

米金融当局が景気への懸念から緊急利下げ を実施した翌日の23日、米住宅ローン金利は4年ぶり水準に低下した。

ミラー・タバクの債券市場チーフストラテジスト、トニー・クレセンツィ 氏は23日付のリポートで、住宅ローン金利低下は、現在変動金利型ローンを抱 え金利切り替えに直面している住宅保有者に借り換えの機会を与えるだろうと 指摘した。月々の支払額が低下すれば、可処分所得が増えて消費に追い風にな ると付け加えた。

30年物固定金利型住宅ローン金利の平均は23日、5.31%に低下した。調査 会社バンクレートによれば、これはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目 標が1%だった2004年3月以来の低水準となる。固定金利は住宅ローン担保証 券(MBS)投資家の景気・インフレ見通しを反映する。

クレセンツィ氏は「住宅ローン借り換えが増えれば、最終的に流れが変わ るだろう」と述べている。

ただ、全米抵当貸付銀行協会(MBA)の調査・経済担当バイスプレジデ ント、ジェイ・ブリンクマン氏は、融資獲得はそう簡単ではないだろうと指摘 する。MBAの23日の発表によると、18日までの1週間の住宅ローン申請指数 は約4年ぶりの高水準だった。借り換え申請が大きく増えた。ブリンクマン氏 はリポートで、「与信環境が厳しくなっているため、これらの申請のうちどの程 度が融資を得られるかは分からない」としている。

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