米国債:続伸、30年債利回りは過去最低水準-追加利下げ観測が台頭

米国債相場は続伸。米連邦公開市場 委員会(FOMC)がリセッション(景気後退)回避のために利下げを 継続するとの観測が広がり、30年債利回りは過去最低水準を付けた。

10年債利回りは2003年以来の最低水準に下げた。一方、景気鈍化 で消費者物価の上昇が抑制されるとの観測を受けて、インフレ連動債の 需要は弱まった。シカゴ商品取引所(CBOT)のFF金利先物相場は トレーダーが来週のFOMC会合での0.75ポイントの利下げを織り込み 始めていることを示している。株価が02年以来最長の下落局面となって いることが背景にある。

バンガード・グループ(ペンシルベニア州バレーフォージ)で450 億ドルの米国債運用を手がけるデービッド・グロック氏は、「経済の方 向性についての懸念は現実的だ」と指摘。「質への逃避は本来グローバ ルなものであり、米国債に資金が流入するのは道理にかなう」と付け加 えた。

キャンター・フィッツジェラルドによると、2年債利回りはニュー ヨーク時間午後2時32分現在、前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01ポイント)低下して1.94%。一時は04年4月以来の低水準を付け た。2年債価格(表面利率3.75%、2009年12月償還)は約1/8値上が りして102 15/32となった。

30年債利回りは一時4.101%と、1977年に定期入札が開始されて以 来の最低水準を付けた。10年債利回りは3bp低下し3.39%と、03年 6月以来の低水準を付けた。

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