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中国ネット検索百度:日本でサービス開始-アジアで収益拡大狙う(4)

インターネット検索で世界3位の中国百度 (Baidu.com)は23日、日本法人・百度(東京都港区)を設立し同日 付で日本語による検索サービスを正式に開始すると発表した。広告収益の高い日 本市場への進出により、収益拡大を目指し、アジアでの検索エンジンのリーダー の地位を確立する狙い。

百度の海外進出事業は、今回が初めて。世界的なネット検索事業で最大手の 米グーグルに中国ネット企業がアジア地域での追い上げを目指す。同社が日本で 提供する検索サービスは、ウェブ、画像、動画、ブログの4分野。日本市場でも、 世界の検索サービス大手がそろい、サービス拡充競争が激しさを増すことが予想 される。

日本でのビジネスチャンスを模索

来日中の同社のロビン・リー総裁兼最高経営責任者(CEO)は同日都内で 会見し、日本市場に進出した理由について、①日本は世界2位の経済大国であり 広告需要が期待できること、②中国と日本では漢字文化の共通性があり、大手2 社の検索エンジンが半寡占的な日本の市場にはビジネスチャンスがあること-な どを挙げた。

日本での事業展開ではモバイル検索サービスに重点を置く考えで、「すでに 日本のモバイルプレーヤーと協議を進めている」と語った。同CEOは「2012年 に世界で最も競争力のある検索エンジンを目標としている」として、その実現に 注力すると強調。さらに、「非英語圏での海外への進出も検討している」と語っ た。

百度日本法人の舛田淳取締役は「モバイルビジネスでは大手携帯キャリアを 含む数社とサービス実現に向けて協議を進めている」ことを明らかにした。百度 日本法人の陳海騰代表取締役は「日本法人が上場するかは今後の検討課題のひと つだ」と述べたうえで、当面は日本のユーザーの要望を取り入れながらサービス の向上に努めたいと語った。今回の会見では、日本でのサービスのユーザー数や 収益などの目標についてはコメントを避けた。

みずほ証券の佐藤勇一アナリストは「国内の検索市場はグーグルとヤフーの 大手2社以外はシェア獲得に苦戦しているのが現状。検索のような習慣性の高い ものを変えるには、よほど有利な条件が必要だ」と指摘する。そのうえで佐藤氏 は「モバイル事業に注力するとのことだが、その内容次第では人気を獲得する1 つのきっかけになる可能性はある」との見方を示した。

22日の米ナスダック市場での百度の株価終値は0.23ドル(0.08%)高の

273.27ドル。

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