米利下げは時期尚早,世界株安受けた緊急措置に元連銀総裁がコメント

元クリーブランド連銀総裁、リー・ホスキ ンズ氏は22日、米連邦公開市場委員会(FOMC)による同日の利下げは時期 尚早だったとの考えを示した。

FOMCは株式相場が世界的に下落した21日の夕方に緊急会合を開き、フ ェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75ポイント引き下げ3.5%とし た。ホスキンズ氏は22日の利下げ発表後にインタビューに答え、「非常に時期 尚早だったという気がする」として、「このような措置を正当化するような新 しい経済指標は何も出ていない」と指摘した。

FOMCは声明で、「金融市場では広範にわたり状況が引き続き悪化して おり、一部の企業や世帯への与信が引き締められている」との認識を示した。 21日には、世界の主要株式市場のほぼ半分が弱気相場入りした。

ホスキンズ氏は、「株式市場のボラティリティ(変動性)上昇を抑えるの は米金融当局の仕事ではない」として、当局は「基本的に、市場心理に影響を 与えようとしたのだろうが、金融政策の根拠としては、それは薄弱だ」と述べ た。

ポールソン米財務長官は利下げを歓迎した。FOMCはまた声明で、住宅 市場についての表現を「調整」から「収縮」に変え深刻化を認めたほか、労働 市場の一部に軟化が見られることも認めた。

ホスキンズ氏は、大統領選挙の年であるためFOMCが圧力を受けている ということもあり得ると述べた。

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