米TIの10-12月期:13%増益、携帯電話向け需要好調-株価上昇(3)

携帯電話機用半導体の生産で世界最大手 の米テキサス・インスツルメンツ(TI)が22日発表した2007年10-12月 (第4四半期)決算は、前年同期比で13%増益となった。需要が予想を上回 る水準を維持するなかで、同社が示した08年1-3月(第1四半期)の見通 しは、一部のアナリスト予想を上回った。

第4四半期の純利益は7億5600万ドル(1株当たり54セント)と、前 年同期の6億6800万ドル(同45セント)から増加した。売上高は前年同期 比2.7%増の35億6000万ドルだった。

TIによると、今年第1四半期は売上高が32億7000万-35億5000万 ドル、1株利益が43-49セントになる見通し。ブルームバーグ・ニュースが まとめたアナリスト予想平均では売上高34億2000万ドル、1株利益45セン トが見込まれていた。

ケビン・マーチ最高財務責任者(CFO)は、米景気悪化が半導体需要に 影響している兆候はないとの見方を明らかにした。家電品やパソコンなどの販 売鈍化はTIが生産するアナログ・チップの需要を抑制する可能性があると、 アナリストらは懸念していた。

レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツのアナリスト、スティー ブ・スミギエ氏はTIの発表について「明らかに市場は弱い内容を予想してい た。現在の環境のなかで勇気付けられるものだ」と指摘した。

マーチCFOは電話インタビューで、「われわれの顧客は短期的な需要ト レンドは良好と話している」と語り、「今年第1四半期の前年同期比での増収 率は、昨年第4四半期の実績を上回るとみている」と説明した。

発表を受け、TIの株価は時間外取引で一時、82セント高の29.73ドル を付けた。通常取引終値は28.98ドルだった。昨年の騰落率はプラス16%。

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